百番観世音霊場の略歴       戻る


 以下の文章は、上大島町百番観世音霊場の入り口にある掲示板に書かれている
 内容を書き写したものです。



  百番観世音霊場の略歴

   此の御堂は上大島町自治会の管理下にあって、

   光明山淨土院長福寺の境内の一隅に祭られている観

   音堂で記録によると宝暦年間以前に建立された御

   堂であって、当初は萱葺屋根の建物であった。

   老朽化したので昭和八年上大島区民とその親戚並

   びに広く信者の寄進に依り改築されて現在に至って

   いる。堂内には当時の信者が多くの観音霊場を行

   脚巡拝しその記念として奉納されたと伝えられる

   金箔の百体に及ぶ観音様が安置されている。

   先輩の信者が西国、板東、秩父の観音様を巡拝した記
   
   念に幾多の供養塔も建立されている。之の観音様

   は昔から暦代の老人が信仰と修養の場として鄭重

   にお守りしている。毎月十六日には老人会員が多

   数集いお念仏、和讃、般若心経等を奉納し町内の安全、

   交通安全、五穀豊穣、先祖の供養と三界萬霊供養祈願

   を行っている。私達老人会員が先輩諸氏を偲び白

   衣の観音を建立し尚一体の観音様を奉納した次第

   である。老人代表が西国三十三番所、板東三十三

   番所、秩父三十四番所の霊場を巡拝しこの霊場を建立

   した。此の由緒ある百番観世音霊場を多数の御参

   拝を賜り御多幸をお祈り下さい。

      昭和五十四年一月十六日建立

         上大島町自治会

         上大島町百番観世音親交会


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